はじめに・ごあいさつ

■「震度5強」の経験から、有効な「震度5強対策」をご紹介します。

このサイトは、
「震度5強」の地震で築30年の我が家がどうなったのか記録し、
我が家と同じく古い木造住宅にお住まいの方が
どのようにしたら効率の良い地震対策がとれるのか考察したサイトです。

●築30年の我が家が、震度5強でどこまで持ちこたえたか、どの程度壊れたか
●被害を減らした、家財の耐震
壊れた家と、壊れなかった家の違い

など、大きな揺れを経験して初めてわかったことを書かせて頂きました。

「震度5強」というと、経験したことのない方にとっては漠然と 「大きめの地震」という印象ではないでしょうか。
以前は私も単純にそう思っていましたが、実際に「震度5強」を経験してみて、 予想以上に大きな揺れだと感じました。家が一部損壊する被害も受け、とても怖かったです。

ですが揺れの規模がわかった分、被害を減らすために事前に打つ手はたくさんあると感じました。 ぜひこのサイトが、「ウチは古いから…」と心配されている皆さんのお役に立てることを願っています。

▼ご近所の被害
ご近所の被害
▼我が家の屋根
我が家の被害

はじめまして。
私は長野県松本市在住の、30代主婦です。
2011年6月30日の「松本市南部地震」の震源に程近い場所に、 昭和56年5月築(旧耐震基準・築30年(2011年現在))の木造住宅に住んでいます。

昭和40〜50年代に建てられた古い家にお住まいの方は、 東日本大震災レベルの地震が来たら、家は「半壊・全壊→建て替え」 という想定はしていらっしゃるかと思います。

ですが、「震度5〜6レベルの地震だったら、どの程度の被害?」というのは、 正直、想像しにくく、対策を立てにくいかと思います。

東日本大震災レベルの地震より、震度5〜6レベルの地震のほうが発生頻度は高いはずですが、 「建物のダメージ状況」「人の生活はどうなった」という報道がほとんどないからです。

現に遠方から仕事で出張に見えた方々から、「松本市って、すごくたくさんの家が工事していますけど、 地震があったんですね。知らなかった…!」 と声をかけられることがありました。

ですので「震度5強」と聞いても、「報道されない=大したことない」と考えがちですが、 実際のところ、「直下型」で「震度5強」に見舞われた松本市は、 2,000戸以上の屋根瓦が崩れ、ブロック塀は倒れ、お店は一時閉店を余儀なくされるところもあり、 死者1名、骨折8名という人的被害まで出ました。

震度5強でも「死ぬ場合がある」ということを証明してしまったし、 逆に、「大半の家は、築30年でも半壊まではいかない」ということも証明したかたちになりました。

家の修理費は、1世帯あたりの平均額で70〜80万円かかっています(2012.1月、松本市役所に確認)。 我が家の場合も屋根と外壁の修理に75万円の費用がかかりました。 突然の出費としては、痛い金額です。

また、
・ピカピカの新築なのに、室内クロスに大きな亀裂が入った家、
・古いのに瓦すら崩れなかった家、
・震源から遠いのに被害が大きかった地域、
・家具・家財の被害が大きかった家・小さかった家…

いろいろな条件が複雑に重なって、その家その家で明暗が分かれました。

そのほか私個人のレベルでは、自分はとっさにどんな行動を取るのか、余震におびえながらの生活はどんなものか、 家の修理はどうしたらいいのか…等々、「想像」だけでは分からなかったことも、いろいろ分かりました。

ですので、この地震を通して経験したことを、少しでも書き残しておくことに意義があるのではないか、 と思い、このサイトを作成しました。

まだ大地震を経験したことのない地域の皆さんが、 少しでも「震度5強」を想像する手助けになれば、この上ない幸せです。

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